普段からの心がけで看護師は腰痛を予防しよう

看護師の職業病とも言われる腰痛にならないためには、普段からの心掛けが大切です。

まず、腰に負担をかけない体の使い方をしましょう。前かがみや中腰といった姿勢で業務を行おうとすると、足腰に大きな負担がかかってしまいます。出来るだけそのような姿勢は避け、腰を曲げるのではなく膝を曲げることを意識します。それによって、腕の力だけではなく足の力も効果的に使えるため、移乗介助などの力が必要な作業も、最小限の力で行えます。

次に、体を安定させられる靴を選びましょう。足に合っていなかったり、足の動きにフィットしない靴を履いていたりすると、体に余計な力が入り腰にも負担がかかります。体を自然な形でキープしやすいナースシューズを選ぶことで、業務中でも体を安定させることができるため、腰への負担も減り疲れにくくなります。

また、同じ姿勢を長時間取らないようにしましょう。同じ姿勢でい続けると、血液の巡りが悪くなってしまうため、姿勢を変えて動くことは腰痛予防になります。立ちっぱなしや中腰での業務が終わった後の休憩時間に簡単なストレッチをしたり、帰宅後にエクササイズを行うなど、積極的に体を動かすようにしてみましょう。時間の確保が難しい時には、立ったまま、もしくは座ったままで骨盤を前後に動かしたり、立った状態で片足ずつ5分ほど上げるだけでも予防効果があります。

他には、定期的に整骨院で施術を受けるのもおすすめです。マッサージを受けることによって、腰痛予防や改善の効果が期待できるのに加えて、リラックスすることもできます。